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森林ノ牛乳その④ 牛乳の殺菌処理のお話

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急な傾斜でもへっちゃら。草があればもくもくと食べ移動し地面をならすジャージー牛

日本の牛乳は、UHT(Ultra High Tenperature)・超高温殺菌法で処理されているものがほとんどです。
これは80~85℃5~6分の予備加熱後、120~130度で2秒間加熱処理する方法。

高温で加熱するため原乳中の有用な菌も殺してしまい、独特の加熱臭(コゲ臭)が感じられます。
牛乳のコクと勘違いされているこの加熱臭ですが、決してコクではありません。
低温殺菌牛乳を飲むと、そのさっぱりした味わいに驚きます。

では低温殺菌牛乳とは、どんな処理方法なのでしょうか。

63~65度で30分加熱するLTLT(Low Temperature Long Time)・低温長時間殺菌法が、森林ノ牛乳の殺菌方法です。
これはワインの殺菌法としてルイ・パスツールが発見したため、パスチャライズとも呼ばれます。

低温殺菌法は、たんぱく質の変質を防ぎカルシウムの可溶性を保てることから、牛乳から栄養を摂取する優れた方法だと考えられています。

以前は日本のほとんどの牛乳メーカーがこの低温殺菌法で殺菌していました。

超高温殺菌法の牛乳と、低温殺菌牛乳、飲み比べてみると、その味わいの違いがはっきりわかります。
牛乳のコクと思っていたのが、実は加熱臭であること。
低温殺菌牛乳には、いやなくさみがないこと。

さて、牛乳の味を変えるのは殺菌方法だけではありません。

以前はビンの流通が主流だった牛乳は、物流コスト削減のため、昭和40年代に次々に紙パック入りに変わりました。
当然ですが紙パック入り牛乳からは紙のニオイがします。

確かに牛乳は、物流の利便性と低価格で販売できるようになったことで、特別な飲みものではなくなりました。
でも、引き換えに、牛乳の本当のおいしさをどこかにおいてきぼりにしてしまったのです。

さて、森林ノ牛乳は、63度30分の低温長時間殺菌法で殺菌した牛乳を、ビンで販売しています。
そして、牛乳の脂肪を均質化しないノンホモジナイズを選択しているため、牛乳の表面にはうっすらとクリームが浮いています。

本来の牛乳に限りなく近い味、それが森林ノ牛乳です。

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森林ノ牛乳で作ったソフトクリームは、まるで牛乳をふんわりと固めて冷たくしたようなやさしい味。一般で販売されているものとはひと味もふた味も違います。みなさんにぜひ食べてもらいたい味

この牛乳を飲んでみてください。
牛乳とは、こんなにあっさりとしていて、あとくちがいいものなのかと驚きます。
飲み終わったあと、ほんのりとした甘さが残り、牛乳くささはみじんも感じられません。

牛乳が嫌いな人は、本当においしい牛乳を飲んでいないのかもしれない...そんなことを考えさせられる牛乳です。
森林ノ牛乳 グリーンラベル...一度飲む価値ありの牛乳です。

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投稿者:えがおスタッフ | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
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