農商工連携には、次の3つの連携パターンがあります。
(1)新商品開発型の連携パターン農林漁業者と中小企業者が手を組んで、素材(農林水産物)を活かして何らかの新しい商品にチャレンジし、市場化をめざすという連携パターン
生産の方法に特徴がある連携パターン。中小企業者のもつ技術・ノウハウなどにより農林水産物そのものの高付加価値化を目指すパターンが多く見られます。前述したこのパターンでは、「新しい生産方式」を導入した農林漁業者から「高付加価値化された(1次)商品」が生み出されます。また「新しい生産方式」を提供する中小企業者側からも「新しい生産方式そのものを商品」とし市場へアウトプットする場合もあります。
農商工連携における新サービス開発とは、「モノ」である農林水産物に無形(ソフト的)な付加価値(サービス)を加え、市場に提供していくことを目指すものです。
また新サービス開発型では、観光農園や直売所のような観光資源などの外部資源を活用した事業展開も1つの方向性としてあげられます。この場合、市場化に向けては当該農林漁業者と中小企業者の有機的連携だけではなく、地域との連携がより重要になってきます。
参考:「第1回認定事業の概要・特徴」
http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/outline_01/
山梨の「農商工連携認定計画」(農商工連携等事業計画)の概要
http://j-net21.smrj.go.jp/expand/noshoko/nintei/list/yamanashi/