北杜市企業のはたけ倶楽部の背景について
(1)北杜市ってどんなところ?
北杜市は2004年に明野町、須玉町、長坂町、白州町等の8町村が合併。2006年、小淵沢町が加わり、北杜市が誕生しました。面積は600kuで山梨県全体の1/6の広さになります。
北杜市は3つのブロック
@南アルプスエリア
A八ヶ岳エリア
B瑞垣山エリア
に分かれます。
北杜市が誇る3つの日本一は
@日照時間日本一
A日本一の名水の里
B国蝶オオムラサキの生息日本一
です。
北杜市HP http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto/index.jsp
(2)課題
北杜市には650haの遊休農地があります。過疎化高齢化が進み担い手が不足し、年々増加しています。また、日本全体の遊休農地は38万ha(2005年)で2000年と比較して、4万1,889ha(12.2%)増加しています。
ところが、日本の食糧自給率はカロリーベースで40%と先進国の中でも低く、世界では人口増加やバイオエタノール需要増加等によって食糧危機が顕在化しています。
(3)都市と農村のマッチングの可能性
一方で北杜市を含めて農村は資源の宝庫です。(自然、田畑、森林、歴史、集落、伝統的な文化、暮らしの知恵)
また、都市部の企業や団体では下記のようなニーズが高まっています。
・ 消費者の安心・安全な食べ物へのニーズに応えるため調達先を見つけたい
・ 社員のストレス解消をして人材を活性化したい
・ 社員の農村体験、環境教育の実践の場がほしい
・ 積極的なCSR活動として地域活性化のお手伝いをしたい
(4)変化の時
@農地法の改正〜
戦後以来、自作農制度の基となってきた農地法が改正され、農地が所有から利用の促進へと舵を切ります。改正後は企業が様々な形で農地を活用できるようになる予定です。
農水省HP「農地法等の一部を改正する法律案(概要)
http://www.maff.go.jp/j/assess/hyoka/zigyo/pdf/h20_16.pdf
A企業のニーズの高まり
当NPOの調査では、企業は様々な動機(農村でのCSR活動、社員の農村体験学習、安心安全な農産物の直接調達等)で農村地域での活動を実施してみたいという顕在化したニーズがあるという結果がでています。
詳しい結果はこちらへ↓
「北杜市企業の畑制度 アンケート集計結果」